経営の課題に寄り添い、共に歩む
当機構のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
理事長の山科満と申します。
私は長年、中小企業金融に携わってきましたが、特に少人数経営の零細企業や個人事業主の皆さまは、経営資源が限られており、本業に必要な経理や総務業務だけでも多くの負担がかかっていることと思います。
業況が悪化した際には、金融機関との折衝などで事務的な業務が増え、経営者が本業に集中できなくなることも多いでしょう。
また、経営コンサルタントを雇うにも高額な費用がかかり、資金面で厳しいというのが現実です。
そこで、私たちは営利目的ではなく、社会的責任を重視した社団法人として、外部の篤志家や提携先の支援を受けながら、中小企業の皆さまに寄り添い、できる限り質の高いサービスを低価格で提供できるよう努めています。
金融機関に勤務していた間、さまざまな業種やライフステージにある企業、個人事業主の方々を見てきました。
斜陽産業でも、本業に真摯に取り組み高収益を上げている企業があり、業況が厳しくても自己資本を活かし事業転換を試みる企業もありました。どんな状況でも、余力があるうちに次の一手を考えるのは賢明な選択だと思います。
企業の発展や継続には様々な形があります。
私たちは、どのような形であれ貴社の事業に関与し、支援できることを心から願っております。
特に、業況が厳しいときこそ、貴社に寄り添い、共に課題を乗り越える存在でありたいと考えています。
理事長略歴
昭和56年大阪生まれ。父の転勤等により青少年期を大阪や横浜で過ごす。横浜国立大学経済学部卒。中小企業金融を主業とする政府系金融機関·商工中金(現在の株式会社商工組合中央金庫)に入社。堺支店(大阪)や本店営業部(東京)で法人への融資営業に従事。その後、債権管理・再生支援専門の部署にも在籍し、関わった中小企業は1,000社近くにのぼる。平成22年からは仕事の傍ら個人事業主としても活動し、業績不振先への経営改善指導実績も多数。令和7年に当機構(一般社団法人中小企業振興支援機構)を設立し理事長に就任。現在に至る。

理事長
山科 満